みなさんこんにちは!ハラダジュエリー部の八角です!
本日はアクセサリーのお話は少しお休みして私たちスタッフのお話を少ししたいと思います。
先日うちの奥さんとテレビを見ていたところジュエリーを題材にしたアニメをやっていました。
イケメン店主が色々な宝石を色んな事情のある人にすすめていくヒューマンドラマ的な内容でかっこいいなーなんて見てたんですが、その時うちの奥さんがふと「どうしてジュエリーショップの店員さんてみんな片手にしか手袋しないの?カッコつけてるの?」
いえいえ、嫁よ決してそんな邪な理由ではないのですよ。。
そしてつける手は決まって「左手」がほとんどです。
まず手袋をするのは第一にお客様の大切なジュエリーやお時計を大切にお取り扱いすることが目的です。
そしてこれから購入を検討されている商品を傷や手の油等の汚れから保護する為です。
これはなんとなく誰でも想像が出来るのではないでしょうか?
自分の大切な時計やジュエリーを大切に扱ってくれていると感じれば信頼して相談もできますしね!
特に、金の使われている商品では時計のベゼルやブレスレット、金のネックレス等は指紋も付きやすく強くこすったりぶつけたりすると容易に傷がついてしまうので特に注意をして取り扱います。
慣れている販売員なんかはお客様が来店されてお声かけするまでの僅かな時間に手袋を装着し自然に接客に入ります(八角の上司のKさんは絶妙で惚れ惚れします)
「じゃあそれだったら両方の手でしたほうがより丁寧で傷がつきにくいんじゃないの?」
確かにその通り!ではなぜあえて片手のしかも「左手」にするのか?
トップの付いているネックレスをお持ちの方はぜひ確認してみてください。
トップのモチーフが表になるようにネックレスを着けようとした時にほぼ全ての引き輪が右側に来ます。
そうです!左手だけにつける理由はネックレスの引き輪が右に来るので右手はつけやすいように手袋をしないことが多いのです。
手袋をつけたまま引き輪を操作するのはかなり難しいんですよね。。
もちろん書き物をしたり、ルーペを使ってジュエリーの金質や宝石のカラット数を調べたり 他の目的もあるのでそれだけが理由ではありませんがスムーズな接客の為に必要なんです。
でも両手をつける場合ももちろんあります。
それは純金製の商品を扱う時です。
純金は金の中でもかなりやわらかく傷がつきやすく細心の注意を払って扱います。
そのためベテランでも新人でも基本的に純金を扱うときは両手に手袋をするようにしています。
どうでしたか?聞いてみるとなーんだって話ですが知らないと確かにカッコつけてるのかなって思うかもと感じたのでので今回題材にさせていただきました。皆さんもジュエリーショップにお立ち寄りの際は「手袋」にも注目されても面白いかもしれませんね!